インデックス主体の長期分散投資のブログです。 慌てず、騒がず、のんびりと。 タイトルどおりのお気楽な話題が中心です。
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2007年10月31日
少し前にかなり話題になった「生協の白石さん」が中古本屋で¥300で売ってたので購入しました。
これは確かに面白いです。
東京農工大学の生協に勤める白石さんが、ひとことカードというお客さんの要望に回答するものですが、とても誠実にそして時にウイットに富んだ回答はホント素晴らしいです。
本には載ってませんが、投資に関する回答もあるのではないかとネット検索してみました。
やはりありました。
<ミルミルのOTAKUな株式投資 blog>の
「ライブドア株ください」というものです。
白石さんの回答は、ブログの写真をクリックして拡大すると読めます。
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最後に、管理人も自作自演で一つ考えてみました。
質問:
「生協で株を売ってください!」
回答:
当店では植物栽培用の株はお取り扱いしておりませんが、
農学部ではじゃがいもの栽培などされていらっしゃいますので、
一度相談されては如何でしょうか?
お粗末さまでした。
| 雑談
| 2007-10-31
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2007年10月28日
週刊ダイヤモンド2007/10/20特大号「金融商品全損得」との比較検証最終回は、海外債権です。
記事の番付は、
1.外貨MMF
2.インデックス投信
3.アクティブ投信
4.国債
番外.FX
論外.外貨預金
管理人の海外債権の比率は16%で、内訳は、
インデックス投信 10%
-年金積立インデックスF海外債券へッジなし
-中央三井外国債券インデックスファンド
外貨MMF 6%
-米ドル
-ユーロ
-豪ドル
-NZドル
です。
この資産クラスはかなり番付と合致しているのではないでしょうか。
インデックスは以前、中央三井でしたが、マネックスで年金積立を扱うようになって乗り換えました。
外貨MMFは以前、ソニー銀行で”論外”の外貨預金をしていたのですが、そのままMMFにすることが出来ます。(ソニー銀行のみ外貨預金は”論外”ではありません。念のため)
アクティブは以前、グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)を持っていましたが、すべて売却しました。
今後は、円高局面でスポット的にMMFを買い、毎月積立ではインデックスを買っていくつもりです。
| 管理人のインデックス投資
| 2007-10-28
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2007年10月27日
週刊ダイヤモンド2007/10/20特大号「金融商品全損得」との比較検証その3は、海外株式です。
記事の番付は、
1.ETF
2.インデックス投信
3.アクティブ投信
4.個別株分散
管理人の海外株式の比率は19%で、内訳は、
インデックス投信 13%
-トヨタアセットバンガード海外株式ファンド
アクティブ投信 6%
-朝日Nvestグローバルバリュー株OP
-JPM・BRICS5・ファンド
-三井住友ニューチャイナファンド
-HSBCチャイナオープン
-HSBCインドオープン
です。
海外ETFはとても興味があるのですが、まだ手を出していません。一番の理由は、口座のあるマネックス証券では中国ETFしかないという、あまり建設的ではない理由です・・・
インデックスとアクティブの割合はなかなか良いと思っているので、しばらくはこのまま積立をして、いつかは海外ETFに切り替えたいと思っています。
希望は国内の市場で海外ETFが買えることなのですが、いつの日になるのだろう・・・
| 管理人のインデックス投資
| 2007-10-27
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2007年10月24日
前回の続きです。
週刊ダイヤモンド2007/10/20特大号「金融商品全損得」との比較検証です。
その2は国内債権です。
記事の番付は、
1.個人向け国債
2.MMF
3.定期預金
4.インデックス投信
5.アクティブ投信
管理人の日本債権の比率は12%で、内訳は、
仕組預金(新生銀行パワード・ワン) 12%
です。
いちおう定期預金の範囲に入ると思いますが、これについては過去エントリ
「新生銀行パワード・ワン(仕組預金)について」に書いたとおり、自己評価も×です。
ただただ、満期が来る日を待ちわびるだけです。
あとは、全体の資産が増えて比率が小さくなった時に、差分を個人向け国債にするつもりですが、いつになることやら・・・
| 管理人のインデックス投資
| 2007-10-24
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2007年10月21日
週刊ダイヤモンド2007/10/20特大号「金融商品全損得」を読みました。
比較して、現在の状況を検証してみようと思います。
その1は国内株式です。
記事の番付は、
1.個別株分散
2.ETF
3.インデックス投信
4.アクティブ投信
管理人の日本株式の比率は29%で、内訳は、
持ち株会 12%
個別株式 11%
ETF(TOPIX連動) 6%
です。
インデックス投資を始める前の、過去を一番引きずっているのがこの資産クラスですねぇ。
さて、自己評価です。
投信は持っていないので、番付には合っているようです。
しかし個別株分散が出来ているかというと、まず1社に偏っているのがマズイですね。また他の個別株式も分散の効果があまり出ていません。
一応買うときには、業種が分散するように、また個別にはPERやPBRなども考えたつもりなのですが、運用成績は思わしくありません。
個別株分散は、記事に書かれているようにはうまくいかないというのが実感です。
今後の方針ですが、タイミングを計って個別株を売り(特に業種が重なってるモノ)、ETFの比率を増やしていくつもりです。
しかし如何せん、日本株は今良くないので、しばらくホールドになると予想しています。
| 管理人のインデックス投資
| 2007-10-21
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2007年10月20日
PER=株価収益率=株価/1株当たり利益
う~ん、イメージがつながらず管理人はなかなか憶えられませんでした。
そこで、こんなふうに理解しました。
まず略語を英語にして、単語毎に知っている意味を考えます。
PER=Price Earnings Ratio
Price:これは”値段”ですよね。会社の値段です。
Earnings:earnは”稼ぐ”でしたから、動名詞で”稼ぎ”です。会社の利益ですね。
Ratio:これはそのまま比率です。
そうすると、
PER(値段と稼ぎの比)=会社の値段/会社の利益
となります。
PERは会社の値段が会社の利益の何倍になっているかということになります。会社を買おうとしたとき、利益が少ないのに高い値段では買いませんよね。そういう指標と理解しています。
考えるだけはタダですから気持ちは大きく、
「この会社の利益は5億かぁ。100億じゃあ買わんぞ。この業界でPERが20倍は高い!」
などというイメージです。
最後に検算です。
会社の値段は時価総額で考えると、株価×発行株式数です。
PER=会社の値段/会社の利益
=(株価×発行株式数)/会社の利益
=株価/(会社の利益÷発行株式数)
=株価/1株当たり利益
最初の式に戻りました。
| 我的投資用語解説
| 2007-10-20
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2007年10月17日
確率に関する有名な問題です。
あるTV番組で賞品を当てる状況を想像してください。3つのドアがあります。1つは当たりでドアを開けると賞品があり、2つは外れです。
解答者がどれかのドアを選ぶと、当たりのドアを知っている司会者は、残りのドアのうちの外れを1つを開けます。そして、初めの選択のままでよいか、もう1つのドアに変更するか、ファイナルアンサーを問いかけます。
どちらを選ぶべきでしょうか?
残りは2つで当たりは1つなので、どちらを選んでも確率は同じ1/2?
いえいえ、必ずドアを選びなおすべきなのです。
選びなおさない場合は、最初に選んで当たる確率1/3のままです。選びなおす場合は、司会者が外れを除外してくれるので2つのドアを選べることと等価となり確率2/3となるのです。
う~ん、なんで?と思った方は、”モンティ・ホール”でググって色々なサイトをみてください。
確率は前提条件で変わってしまうということと、ちょっと行動ファイナンスにも関係あるかなと思い、取り上げてみました。
| 雑談
| 2007-10-17
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2007年10月14日
アセットアロケーションを考えるには、各資産クラスの期待リターンとリスク、それから各資産クラス間の
相関係数が必要です。
ただで情報を手に入れようと思ったら、年金運用データがあります。
ところが
年金積立金管理運用独立行政法人のHPを見ても、なかなか見つからないんですね。
平成18年度のデータの探し方です。
上記HPの
「各年度の状況」に、【平成18年度】の資金運用業務概況書(PDF:575KB) がありますので、PDFを開き、PDFの59枚目、資料の53ページを見ると載っています。
オススメ本のデータともかなり変わってきているようです。
年末に向けて、各資産クラスの比率を少しいじろうかなと考えていますので、今度このデータを使って検討してみたいと思います。
| 投資情報クリッピング
| 2007-10-14
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2007年10月13日
山崎元さんの
「お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール」は、簡潔にまとまった内容で、文庫版で値段も安く良書なのですが、いくつか”常識”と思われていることに対抗する項目があり、戸惑う事があります。
ひとつは「ドルコスト平均法を信じすぎるな!」で、これについては
過去エントリで内容を解読しました。
もうひとつが今回取り上げる「長期投資でもリスクは減らない!」です。
簡単に紹介すると、リスク20%として最悪に近い-2σであれば、1年運用で-40%です。4年運用であれば1/√4にリスクが減るので-2σでも-20%になりますが、これは-20%が4年続くということです。結果、
損失はより大きくなり、したがってリスクは減っていないという論理です。
※1/√4のロジックに興味のある方はこちらの
過去エントリをご覧下さい
この論拠の
問題はリターンをゼロとしての計算だということです。リターンが例えば10%ならば、運用年数を重ねる事で、たとえ-2σでも1%とか2%の平均リターンになってくるはずです。こうなれば損失は発生しません。
では実際の市場の動きはどうなのでしょうか?
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国内株式と世界株式で見てみましょう。
三井住友銀行のサイトに東証株価指数(TOPIX)の年換算リターン推移が、
ソニー銀行のサイトにMSCI世界インデックスのグラフがあります。
これで見ると、国内株式は近年の10年運用ではマイナスのままですが、世界株式で考えれば5年運用すればプラスになっています。国際分散は必須のようですね。
最後になりますが、これは管理人も同意見の
「なんでも鵜呑みにしないこと」という山崎さんのメッセージだと考えています。
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| 我的投資用語解説
| 2007-10-13
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2007年10月10日
生活防衛資金とは、万が一の時に備えて株や投資信託などの投資資金とは分けて持つお金です。
いくら持っていれば良いのかというのはとても難しく、生活費の半年分とか2年分必要だとか書かれている本があります。
どんな時に必要になるかというと、大きく分けて2つあると思います。
1) 病気やケガによる長期療養
2) リストラや倒産による失職どちらも縁起でもないのですが、これこそ考慮しなくてはならない最大のリスクであることは確かですね。
さて運悪くこのような状況に陥ったときですが、
こんな非常事態で呑気に投資を続けていられるでしょうか?損はするかもしれませんが、株や投資信託を換金することにそれほど時間がかかるわけではありません。それこそ非常事態なのですから仕方ないと誰もが思うでしょう。
管理人の流動性資産(銀行預金など)の目標比率は10%です。これを少ないと感じる向きもあるかと思いますが、残りの90%がまったく換金できないものではありません。
「いざ」となれば売ってしまえばいいだけのことだと思います。付け加えると、近々まとまった金額を使う予定(車買換えとか子供の進学とか)があれば、それは分けておいたほうが良いと思います。(管理人もそうしています)
| 我的投資用語解説
| 2007-10-10
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2007年10月07日
投資本の中には日本株式について、既存のインデックス・ファンドではなく、個別銘柄を組み合わせた、いわば”自前インデックス・ファンド”を勧めるものがいくつかあります。
どうせなら業種間の相関係数が小さいものを選びたいということで、相関係数の小さいものベスト10を考えてみました。

週刊ダイヤモンド2006年4月22日特大号
「あとで泣かないための丸ごと一冊「運用」入門」 の記事に東証33業種別『株価指数の相関係数』一覧がありましたので、そこから点数付けしたものです。
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33業種間の相関係数rについて、マイナスは3点、0.2未満は2点、0.4未満は1点で計算したものです。
1つの業種は32業種に対して相関係数を持ちますので、最高得点は3点×32業種=96点になります。
1位の<電気・ガス>は、他の業種の値動きと反対の動きをするかなりの高得点になってます。
2位以下は、マイナスではないものの他業種の値動きには連動性が低いと言えるようです。
ざっと見ると資源に関するものが多く、これらは割合に独立しており、その資源を複合的に利用する商業やサービスは連動性が高くなってしまうのかもしれないなどと、少し穿った見方までしてしまいますね。
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| 簡単な投資シミュレーション
| 2007-10-07
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2007年10月06日
日本株式インデックスのシミュレーション結果です。
TOPIXをイメージして、現在1600円で、先1年分、3パターン作ってみました。

といっても、予想とかそういうものは一切入っていません。純粋に乱数を使ったシミュレーションですので、このチャートになんらかのトレンドが見えたらそれは
目の錯覚です。(笑)
作り方は簡単です。
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表計算ソフトに下の計算式を入力し、1600円に計算結果のパーセント分の変化を250日分コピーしたものを3セット作ってグラフにしただけです。
=NORMINV(RAND(),4.8,22.27*SQRT(250))/250この式は、年間のリターンが4.8%、リスクが22.27%を年間250日株取引があるとして、日次のリターンをシミュレーション計算で求めるものです。
※興味のある方は、過去エントリの
「期待リターンのシミュレーション」「月次リスクと年次リスクの違いを計算する」をご覧下さい。
さて、このリスクとリターンは年金運用の日本株式のデータを使っています。
単純に計算すると、1年後のリターンは95%の確率でリスクの±2倍の幅に入りますので、
1600円×(0.6026~1.4934)=964円~2389円
となります。
冒頭のグラフは何回か再計算して選んだものですが、1年後の価格は悪いほうで1300円くらい、良いほうで2200円くらいです。上で計算した幅に入ってますね。
ランダム・ウォークすれば、この3つのケースのいずれの場合も考えられます。
日本株式だけの投資はやはり恐ろしいと思います。
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| 簡単な投資シミュレーション
| 2007-10-06
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2007年10月03日
よく 「投資」は良いが「投機」は良くない と語られることが多いようです。
投資の代表として株式、投機の代表としてデイトレードがあげられ、投機はギャンブルだから気を付けましょうと警鐘を鳴らす投資本も少なくありません。
しかし投資と投機の違いは、どうもハッキリとはしていないようです。
管理人は単純に期待リターンで定義しても良いのではないかと思っています。
つまり、
投資: 期待リターン>0%
投機: 期待リターン=0% または <0%
です。
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この定義であれば、期待リターンがプラスである株式や債券は「投資」であり、誰かが儲かった分だけ、誰かが損をするような期待リターンが0%のデイトレなどは「投機」となります。
(期待リターンがゼロということは、勝ち負けの合計がゼロ=ゼロサムゲームです。)
また期待リターンがマイナスである(運営側が利益を取った後に分配配当する)競馬、パチンコ、宝くじは、もちろん「投機」になります。
というかまさしく「ギャンブル」ですね。
※ギャンブルに期待リターンという言葉はあまり使わないようですが、「期待値」とすると定義がわかりにくくなると考えています。(期待値についての過去エントリは
コチラ)
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| 我的投資用語解説
| 2007-10-03
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